トトロママの十客十色(8)津軽弁

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トトロママの十客十色(8)津軽弁

トトロママのお十客十色(8)津軽弁


「まあ、とにかくねまれ。」

 トトロママが地元のお客に言う。「ねまる」とは座るという意味である。津軽弁というくらいだから青森から渡って来た人の多い地域なのであろう。

 しかし、先日隣のE町の「郡役所資料館」に行って初めて知ったのだが、この地方は明治の一時期「津軽郡」という地名になっていた。

 すると、青森からやって来た人がいなくても、この地方独特の会話そのものが「津軽弁」の生活域ということができる。ただ、青森の「津軽弁」と、「この地域の津軽弁」がどれほど違うのかまでは調べてはいないし、分からない。

 私が初めてこの町にやって来た日、町営の温泉があるということでさっそく出かけていった。檜で囲まれた大きな浴槽が一つあるだけで、今はどこにでも見られる露天風呂は見あたらない。少し熱めのお湯に身を沈めると冷えた体に熱さが痛みのようになって全身を包む。

 地元の人と思われる年配の人が二人少し離れた所に身を沈めている。世間話をしているようなので、耳を傾けた。ところがである、会話がまったく聞き取れない。いや、理解できないのである。学生時代、鹿児島出身の友人が二人でしゃべっているのを聞いたとき以来のショックを受けた。ここは日本だろう?。

 だから「K」で土地の人と話をしていると三分の二はわからないことがある。話の前後から推測できることもあるが、大抵はわからないことが多い。どうでもよい話なら適当な相づちでいいが、話のポイントを適当に流す訳にいかない時がある。そんなときはトトロママの顔を見る。心得たもので、ママはきちんと「通訳」してくれるのだ。

「○が△×※べ。んで&$#¥@だよ」
「?」
「イカ刺しがおいしいでしょう、だから飲むのをやめられないんだよ、って」
「はあ、なるほどね。そうですよね、やめられませんよねえ」
と私は話を合わせるが、今のことばがもしも
「年金問題が大きな社会問題だよね、だから我々も少しはこの問題について言及すべきだと思うんだよ」
と訳されても、はあなるほどね、と思ってしまうだろう。

 熊撃ちの名人Eさんも、マグロ漁師のFさんも、いつも軍歌を歌い涙するGさんも言ってることの半分以上は言葉がわからないけれど、このカウンターに座って飲んでいれば気持ちが通じる。もちろん、かなりトトロママの通訳が必要な時が多いけど。

 だからママは時々言う、
「私は3カ国語が話せるのよ。日本語、津軽弁、博多弁が。」

確かにそうだ。そこに博多弁が入るのがどうしてかは解らないけど・・・。

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